<Header>
<Author: 顧況>
<Title: 宮詞>
<Format: 七言絕句>
<Year: 1988>
<BookName: 唐詩三百首詳解  上卷>
<Translator: 田部井文雄>
<style: 現代文有假名>
<style2: 日本現代譯文附假名標注>
<TranslatedTitle: 宮詞>
<BookPage: 440>
<UsedPage: 1>
<Feature: 0>
<End Header>
<Poem>
玉樓天半起笙歌，風送宮嬪笑語和。
月殿影開聞夜漏，水晶簾卷近秋河。
<End Poem>
<Translation>
りっぱな宮殿（きゅでん）は、大空（おおぞら）のなかばに達（たっ）するほどに高（たか）く、そこに笙（しょう）の笛（ふえ）の音（おと）と歌声（うたごえ）がわき起（お）こり、風（かぜ）が吹（ふ）き送（おく）って、宮女（きゅうじょ）たちの笑（わら）いさざめく声（こえ）が、なごやかに聞（き）こえてくる。

月（つき）に照（て）らされた宮殿（きゅうでん）は、月光（げっこう）があまねく行（ゆ）きわたり、夜（よる）の水時計（みずどけい）の音（おと）が聞（き）こえる。水晶（すいしょう）のすだれを捲（ま）き上（あ）げて見（み）れば、秋（あき）の天（あま）の河（かわ）が手（て）にとるように近（ちが）く見（み）える。
<End Translation>